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琥王が、自殺者の名簿をじっと見つめていた。
大切な人を失うということが、どんなに辛いか分からないのに、
それを商売にしているとなると、琥王は許せないのかもしれない。
「見るだけだぞ」
今日は、この信者の集いが、駅前の建物で行われていた。
駅前まで神々廻に送ってもらうと、後は歩きで建物を探した。
駅前の建物、ホール名などがなく、歩いてみても見つからない。
住所を頼りに探してみると、一般の民家の一室であった。
「どうやって混じるか」
門から中を覗くと、窓越しに人が集まっていることがわかる。
しかし、民家であるので、間違えましたで入ってゆくことはできない。
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