187人が本棚に入れています
本棚に追加
/222ページ
教祖?石田と名乗る男性は、少人数でも気にせずに、
又、飛び入り参加も気にしていなかった。
石田は、肌の感じからすると、三十歳後半といったところで、
どこか育ちの良い雰囲気であった。
しかし、話しが始まると、それは深く、
突然幾歳も老けたように感じる。
リビングでは、涙を流しながら石田の話を聞いている人が幾人も居た。
内容は特筆することはなく、
先祖の供養をすること、生きているものは必ず死に、
そこに孤独はないという悟りであった。
でも俺は、両親が居なくて寂しい。
それは、悟りには至っていないせいなのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!