187人が本棚に入れています
本棚に追加
/222ページ
そこで、石田が何であったのかは分からないが、
少なくとも塩冶に関係しているだろうとは判明した。
駅の改札を抜けると、電車が来るのを待つ。
この駅はどこなのだろうか。初めて見た駅であった。
神々廻も、現場に置いてゆくだけではなく、
帰りの方法を教えてくれてもいいだろう。
「知っている駅まで行くか……それから乗り換えて……と」
時刻表を見ると、後二十分は電車が来ない。
ベンチに座ると、隣に花壇があり花が咲いていた。
「石田さん、塩冶さんに関係があると思うけど、何だろう」
異世界の家族の元に行きたい。
その願いを、一体どのように叶えようとしているのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!