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「とりあえず、写真は返すとして」
他に出来ることはないのか。
俺は、何気なく写真を見つめ、その守護霊?を透視していた。
もしかして、同じ守護霊が守る女性が、この世界にも居る。
今度は遠視で、探してみると、
写真の女性に似た雰囲気の人が、一人で作業している姿が見えた。
「塩冶さん、
橋場 笑美(はしば えみ)さんという人の所在と、
現在の状況を教えてください。
それと、力は絶対に使用しないでください」
これ以上、被害者を増やしたくない。
「はい、頑張ります」
塩冶が去ってゆくと、
俺は、やっと冷めたコーヒーを飲んだ。
琥王は、ビンのクッキーを全て食べてしまうと、
俺の隠しているクッキーを探してケースの中を覗いていた。
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