第二章 今死ねば来世で

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 同じ守護霊の場合は、 既視感があって、初めて会う人でもどこか最初から懐かしい。 守護霊同士が、知り合いとなっていると考えると簡単であった。 この守護霊、合う合わないがあって、 合わない場合は最初からどうも苦手、嫌いという感情が湧く。 「そうなの、探してみたよ」  塩冶が、新しいコーヒーを持ってきてくれた。 俺は、また、冷めるまで飲めない。 「良かった、独身だ」  しかも、橋場は苦労していた。 夫婦で農業を始めたが、相手は病死していた。 残されて一人で農業をしているが、周囲の反応は冷たい。  多分、石田の奥さんも、同じ守護霊だったのならば、 植物が好きで育てていただろう。
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