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「俺は、会いたいという人の願いを叶える」
石田の思いも強い。
自分の願いが叶わないので、より一層思いが強くなるのだ。
車は街を抜け、畑が多くなってきていた。
塩冶の資料によると、橋場は花を育てていた。
年齢は、石田よりもやや年下となる。
外が暗くなり、俺は、バイトを思い出した。
勢いで一緒に来てしまったが、
どうも、バイトの時間までには帰れそうにもない。
慌てて芽実に連絡を取り、まだ琥王と一緒とも伝えてみた。
墓参りでこんなに遅くなることはないが、
芽実はゆっくりしてもいいよと言ってくれた。
しかし、働くということで、そう芽実に甘えてはいけない。
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