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「……石田さんには、奥さんを見つけられなくても、
代わりに、橋場さんを見つけて助けて欲しい」
かつて、奥さんを石田は守っていた。
「うまくいくといいね」
琥王は、いつの間にか弁当屋の電話番号を調べると、
着いたら出来ているように注文をかけていた。
その注文の細かさもすごく、まず、ごはんと具を別々に頼んでいた。
既成の弁当は、どこか肉食にできているのだそうだ。
田舎の細い道の両側には、ビニールハウスが連なっていた。
細い道を抜けると、大通りに着き、そこに弁当屋もある。
「注文していました、檮山です」
琥王は、領収書と共に、大量の弁当を受け取っていた。
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