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再び、石田の元に戻ると、
弁当が冷めない内に食べようと、橋場に声をかけてみた。
「あの、連絡しました、塩冶のもので」
「ああ、はい聞きました」
どんな説明なのか、聞いていなかった。
橋場は、ビニールハウスを後にすると、自宅へと案内してくれた。
「私も、旦那が亡くなった時は塩冶様に頼りましたが、
今は、大丈夫ですよ。
ご心配しなくても、平気だとお伝えください」
またしても、塩冶様なのか。
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