第三章 今死ねば来世で 2

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 再び、石田の元に戻ると、 弁当が冷めない内に食べようと、橋場に声をかけてみた。 「あの、連絡しました、塩冶のもので」 「ああ、はい聞きました」  どんな説明なのか、聞いていなかった。 橋場は、ビニールハウスを後にすると、自宅へと案内してくれた。 「私も、旦那が亡くなった時は塩冶様に頼りましたが、 今は、大丈夫ですよ。 ご心配しなくても、平気だとお伝えください」  またしても、塩冶様なのか。
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