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部屋に帰ると、安廣からメールがあり、
芽実が体外受精したいと申し出てきたという。
確率は非常に低いと言われたが、
挑戦しないで諦めることができないと、芽実は言った。
その言葉に、安廣は思わず、結婚しようとプロポーズしたという。
「安廣さんと、芽実さんの子供か……」
どうか幸せになって欲しい。
次の日、
森のくまでパンを焼いていると、琥王がまた来ていた。
開店前の店で、琥王は端末を叩いていた。
「琥王、どうしたの?」
端末を見ると、塩冶から、また自殺者が出たとの情報があった。
石田の活動で、人の心が揺れていた。
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