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俺はつい石田を遠視してしまった。
今日も活動していたが、どこか迷いが出ているようであった。
時々、石田が考え込んでいた。
余計な事かもしれないが、石田が子育てをするという近未来を確定してみた。
どうなるのかは分からないが、石田は再び子育てするのだ。
「あのさ、琥王。映画、恋愛ものだね」
「これホラーだよ」
琥王は真面目に説明してくれた。
居なくなってしまった彼女を探す彼氏、その前に様々な女性が現れる。
何故かというと、彼氏は富豪であったのだ。
彼女は幽霊になって彼氏を守り、最後に最高の女性を選び去ってゆく。
「男の夢みたいな話だな」
男にとって、都合が良すぎる。
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