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言った事はなかったが、底なしの胃袋と呼ばれる。
いつもは決まった分量しか食べていないが、
食べだすと底なしになる。
「琥王もね」
やはり神憑きの宿命なのか、エネルギーの消費が激しいのだ。
再び皿で一杯になると、店員も俺達を見て首を傾げていた。
二人という分量では無かったのだろう。
「カルビいけるよね」
「辛いのがいい」
あれこれ注文し、時間一杯まで食べてしまった。
それから、琥王は家に帰り、グローブを持ってきた。
キャッチボールがしたいのだそうだ。
「野球、したかったな」
キャッチボール、
琥王が上手いのでどうにかはなるが、俺は野球は余りしたことがない。
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