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琥王は、ライオンのようだとも思っていたが、猫科に近い。
ライオンは猫科なのだろうか。
「俺のせいで、皆が亡くなったと言う者もいるから。
絶対に、来るなよ」
たまに墓参りで、他の親類に会うのだ。中には、俺を罵る連中も居る。
「じゃ、絶対に行く!」
琥王は、どこかお節介でもあった。
しかも、言い出したら中々引かない。
通学で混み合う道路から、一本入り、小さな商店で琥王は飲み物を買う。
パンに合う飲み物として、牛乳を購入することが多い。
琥王が、飲み物を購入している間、俺はさっさと学校に向かう。
「薬師神、待てって」
俺が琥王を置いてゆき、琥王が怒って追いかけてくる。
既に、いつもの光景になっていた。
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