第三章 今死ねば来世で 2

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「婚姻届」  やっと役所に提出するという、安廣と芽実の婚姻届であった。 「明日、提出してくるね。これで、私も善家なのよ」  芽実は、ほんのり笑っていた。 「ケーキ焼きましょう、芽実さん。 それで、お祝いしましょう」  「そうね。一弘君、焼いてくれる」  失敗を考えて、何個も焼いてしまった。
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