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「どうして…どうして…」
暗く無機質な装置が並ぶ部屋で真っ赤に服を染めた人物が虚ろな目でただ呟く。
その視線の先にはただ明かりのついてない蛍光灯がある天井。
そして足元には床に倒れた女性。
「君は何を思った?君は何を考えた?」
女性は答えない。いや、答えることができなかった。
「…たとえ君が答えたとしても私には理解できないだろう。」
その人物は女性を無視して部屋から出ていこうとした瞬間後ろからうめき声が響いた。
「……まっ……て…。」
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