第1章

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街はキンモクセイの香りがし、肌寒く、人肌恋しい季節になり、クリスマスムードが漂う中俺は交差点を駆け足で渡っている。それは、10年前に結婚の約束をした佳菜恵(かなえ)を追いかけているからだ。俺達の再会は感動の再会でもなんでもなく、男にはラッキーなハプニングだった。独り身なのでクリスマスムードに包まれた街を見たくないから前も見ずうつむきながら歩いていたら俺の頭が前から歩いてくる佳菜恵の巨乳に包まれた瞬間俺は慌てて顔を上げてしゅ、しゅいません!!と謝った?らクスクスクスん?俺笑われてる?(変わらんなぁマサアキは10年経っても。周りが楽しそうな空気の場所はうつむきながら歩く癖が!)(誰?って顔してるなぁ。私やん私!か!な!え!10年前結婚の約束したかなえやん!もしかして忘れたん!?)
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