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ーーー……………ここでビジョンが終わった。
私は息を切らし、これでもかと力一杯にシャワーの栓を慌てて回して止める。
「何なの! 今のビジョン……!?
こんな気持ち悪いビジョン見た事ないし………
こんな記憶、経験したことない!!」
銀色の髪から水が滴り、踞る中で思わず一人で声に出してしまう。
……シャワーから上がった私はすぐさま着替えを済ませる。
ドライヤーで髪を乾かすのもそこそこに、気を紛らせようと買い物に家を出た。
…………だが、おかしい。
確か、自宅のシャワーで耳鳴りと目眩、そして悪夢のようなビジョンに襲われたのは、夜だった筈。
しかし、家の外は何故か、晴天広がる昼下がりだった。
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