第1章

3/4
前へ
/30ページ
次へ
ソコは、紫色の魔方陣の上だった。 周りの神官達が怯えている。 ソコは石をびっしり敷き詰めた牢屋のような、隠し部屋のような部屋だ。 『貴方が新しい旅人ですか?』 俺様は無視した。 そいつは金色の豪華な刺繍が施された法衣をまとっていたから、なおさらムカついた。 『足をなめて忠誠を誓え、出来ないならおさらばだ?』 周りの神官達が口々に俺様に口答えしようとするが、そいつは黙って俺様の革靴を舌でなめた。 『これで信じていただけますか?』 『ばーか、誰が信じるか。テメーの都合で俺様の運命を決めるな。あばよ。』 俺様はその隠し部屋を出だ。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加