2人が本棚に入れています
本棚に追加
第一話『偽善者面の支配者に乾杯』
俺様が隠し部屋から出ると、何人か立っていた。一人はやたら乳がでかい美貌の女、銀色のドレスとティアラを冠に抱いている。もう一人は勇者、つーても、ラノベや漫画みたいな、かっこした武装した若者と二人だ。
武装した若者が話しかけてきた。
『貴方が新しい旅人か?』
俺様は無視した。そいつの面構えイケメンだった上にパッキン、碧眼の優男だったからムカついた。
俺様は美貌の美人の女を見た。
『うむ、20点』
『無礼者!そのお方はこの国の第一王女と知っての振る舞いか?』
俺様はパッキン、碧眼の優男の肩をぽんとした。
『どーせ、権力者が相手を決めるんだぞ?第一王女なら、相手は戦略結婚で人質もありうる。テメーの都合は知らねーが、どっちが現実的かわかるか?』
乳がでかい美貌の女が抱きついてきた。
『離せ、俺は女は苦手だ。特に美人さんはな。』
優男は驚愕の顔をしている。
あ、コイツアホだ。
『これこれローザ、旅人を困らせる出ない。』
お出ましだ。
銀色の冠にルビーのような赤色の宝石をつけた赤色のマントを羽織った初老の男が奥から歩いてきた。護衛はない。見るからに王様らしき人物が歩いてきた。
最初のコメントを投稿しよう!