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「ここどこ…?」
繋ぎ目のない真っ白な壁、床。
どこまで続いているかも分からない空間にて目を覚ました少女が呟く。
彼女の見た目は漆黒の腰にまで届くかというような黒髪に黒の瞳、神に愛されたとしか思えないほど全てが整った見た目をしていた。
そして、黒をベースにしたとてもシンプルなメイド服を着ている。
「えッなんでメイド服…!?」
少女が着た覚えのないメイド服に驚いていると、5mほど前の空間が歪み輝くような金色の髪と瞳をした異様に顔の整った男が現れる。
「おはよう。
気分はどうだい?
神谷 結衣(カミヤ ユイ)さん。」
少女は自分の名前を知られている事に戸惑いながらも今最も気になっている事を聞くことにした。
「あの、なんで私はメイド服を着てるんですか…?」
「それはね、僕の趣味のコレクションから選んだか…ちょっ、そんな引かないで!?
あれでしょ?
君も裸のままじゃ嫌だったでしょ!?」
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