セピア色になった青と桃・Ⅰ

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チ「ココアさん、これを下に」 千「シャロちゃん、この箱、どこに持っていこうかしら?」 コ「結構多いね~」 シ「リゼ先輩、片方持ちますよ」 リ「ありがとう、シャロ」 チ「新しい種類のタンパーも買うついでに今までのも新調しましょう」 コ(タンパー?タンパーってなんだろう?) リ「ココア?」 シ「タンパーを知らないって顔してるわよ。私もよく知らないけどね」 コ「し、知ってるよ!ア、アレだよ!タッパーの種類!」 チ「違います。エスプレッソを抽出する道具です。タンパー次第で風味や香りが大きく変わるんです。おじいちゃんの味も好きですが、私らしい味も作ってみたいのです」 千「新しい味、作りたくなるわよね~」 シ「メニュー名をわかりやすくしてよね。お客さん困るでしょ?」 リ「確かに千夜の作る和菓子は美味しいけど、メニュー名が個性的だよな」 コ「チノちゃん、出来たコーヒーの味見なら任せて!」 チ「ココアさんはとりあえず、うちで出してる味を覚えて下さい……ってあっ」 コ「チノちゃん!危ない!」
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