第1章

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「約束だ」 差し伸べられた手には、赤い小さな手袋がのっていた。 間違わないようにと、あの人が持って行った手袋。 「知らせの夢見を送ったのに、なかなか思い出さないからヒヤヒヤしたぞ」 低いがよく通る声。 そう、私が大好きな声。
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