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「そんなに泣くな」
困った声は、少し笑いを含んでいた。
「じゃあ、約束をしよう」
いつもここで目が覚める。
この後の続きが、どうしても思い出せない。
そもそも、これが実際にあった記憶なのか、リアルな夢なのか、区別もついていないのだ。
「声は好きなんだけどなぁ。顔がわからないし」
私は時計を見た。
やっぱり午前3時半。
この夢を見ると、決まって3時半に目が覚めるのだ。
時間と夢の内容に、何か関係があるのかもしれない。
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