第1章

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夢は見たいと思って見れる訳ではない。 私も例外ではなく、なかなか望む夢を見られない。 今まではそんなに気にしていなかったのに、最近は夢を見られないことに焦りを感じていた。 なぜ? たかが夢なのに。 「約束をしよう」 あの声を思い出すと、早く早くと思ってしまう。 早く? 何を? 思い出せない約束に手が届きそうなのに。 近づいているようで、なかなか距離が縮まらない。 思い出さなければ。 間に合わない!
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