第1章

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え? 今、私、間に合わないって思った? 何が間に合わないの? 耳鳴りだ。 また世界が回り始める。 まって。 あと少しなの。 もう少しで、思い出せそうなのに。 目を開けていられない。 私は無意識に手を伸ばしていた。
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