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これが私達の始まりだった。
あれから2年が経ちみんな進路に向けて必死だった。
変わった事と言えば私が〝悠星くん〟と呼ぶようになったくらい。
ずっと矢吹くんと呼んでいたのに、
悠星「そろそろさ、下の名前で呼んでほしいんだけど」
って拗ねたように言うからそれが可愛くて〝悠星くん〟と呼ぶようにした。
悠星くんは知り合いの会社に就職するらしくほぼ進路は決まっていた。
そして、私は早くに親を亡くして一人暮らしをしている為、学費の事を考えると就職という方向になっていた。
千雪「…はぁ…お互い忙しくなるんだね」
悠星「だな。でも、千雪ちゃんには寂しい思いはさせないから心配すんな」
悠星「うん笑」
不安も少しあったけど悠星くんが支えてくれる。
その存在が私にとってすごく大きかった。
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