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それからは矢吹くんの降りる駅まで一緒に通うようになった。 悠星「千雪ちゃん、今更何だけど…LI〇E交換しない?」 千雪「そう言えばお互い知らないままだったね」 だんだん緊張も解けて私も普通に話せるようになってきた。 でも、胸のドキドキは増すばかりで私は矢吹くんが好きなんだと確信した。 だからって気持ちを伝える訳でもなく…。 LI〇Eを交換してからは電車だけじゃなく普通に連絡を取り合った。 そして… 千雪「明後日から夏休みだね」 悠星「夏休みとかって予定あったりする?」 千雪「んー、今んとこは何も決めてないかな」 悠星「じゃあさ、来週の花火大会一緒に行かない?」 千雪「えっと……2人で?」 悠星「2人は嫌?」 千雪「…嫌じゃない笑」 なんともぎこちない約束の仕方だったんだろうね。 初々しいっていうかなんていうか、純粋だった。
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