第17章 片思い

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息のかかるほどの距離で 攻め立てて。 「ハァッ……アアッ……!」 食い入るように 律は泡立つ僕を見つめる。 だけど――。 「律……お兄様っ……」 「なんだい?」 やっぱりここに 僕の求めるような愛は微塵もなくて。 「ンッ……逝くっ……!」 それでも止められない。 彼のやり方が好きだから。 「あーあ、服の上から漏らした」 そう言う 彼が好きだから――。
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