Side ヒロタケ

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神崎!今それを言うか!僕は今力んでいるのに!びっくりしたじゃないか! あなたを神のように慕っていたのに!こんな仕打ちは酷すぎる! 何人かがクスクス笑っている。 それはかまわない。かまうもんか。 問題はカンナだ。 今日も一緒に帰ろうと誘うつもりだったのに。 どうして神はこうも悪戯なんだ。 そうだ、僕の神はあんただったよ神崎。 とりあえず謝ろう。 しのごの言ってもしてしまったものは仕方ない。 謝って誠意を見せるんだ。 後にカンナとの笑い話にできるかもしれない。 とりあえず謝ろう。 「すいません」 「気をつけろよ、真野」 あんたがそれを言うか! それに笑いをこらえながら! 許すまじ神崎!許すまじ!
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