さらば、私の平和な学園生活

まず、部活の先輩。

確実に怖い目付きで睨まれ、かなりしごかれるのが予想される。

私は美術部なのに、校庭百周とか言われそう。

次に、クラスメート。

まず、おバカ連中からはイジメもあるかもしれない。

逆に、陰湿なイジメを行えば、彼の耳に入り、余計に自分の首を絞めるのが理解出来ている連中は、もっと酷い。
傍目には分からないイジメを行うだろう。
表面上は穏やか。
でも、内心煮え繰り返った彼女達は、何をするか分からない。

さらに予想されるのは担任の教師(女)

私の苦手な英語を担当する彼女は、記述式問題にはそうそうありえない×を容赦なくつけ、赤点を平気で量産する可能性がある。

他にも、嫉妬に駆られた女はたくさんいるだろう。

その全てが私に嫉妬をぶつけてくる。

これは、詰んだ。

今さっきをもって、私の平和な学園生活は終わりを告げた。

そして、なにより最も危惧すべきことがある。

……私は男で、そっちの気はない。

(終)