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チュン…チュン、チュン
桃色のカーテンから射し込む朝陽と小鳥の囀ずりで目を覚ます。
それは、正に至福の朝の目覚めから始まった。
俺の隣で静かに寝息を立てる彼女…
齢26年の人生で、こんなに綺麗な女性を見たのは初めてだった。
彼女の背中から流れる、艶やかで滑らかな黒髪を眺めて実感が湧いてきた。
昨日、飲み屋で出会って…神レベルの綺麗さに一目惚れして…酒の勢いを借りて告白したら…まさかのオーケー
「寝息まで天使の息吹に聞こえてくる…こんな素敵な出逢いをくれた…神様、本当にありがとう」
【うう…ん】
その時、彼女が寝返りをうった。
さて、彼女の天使の寝顔を拝見しよう…ビクッ!?
…
……
………「おぉ…ジーザス」
女神の様に神々しく整った顔立ち…薄いピンク色をした唇…
そのお口の回りには…青ひげが生えていた。
俺は、気を取り直して自分に言い聞かせる。
「か…完璧な人間なんて居ないさ…チョッと毛深いだけかも」
視線を徐々に下に移していく…ビクッ!?
彼女の股間に悠然とそびえ立つマウント富士!?
「…さ、最悪だ…この世の終わりとしか思えねぇ…」
俺より立派なナニに涙した。
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