第1章

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最悪だ…この世の終わりだな… そう!これは自分のトップシークレット! これを知られないために今までどれ程の努力をしたか… ま、まさか、母親に腐女子ということがばれただなんて… 信じたくない! い、いやしかし昨日、ヤバめの薄い本をベッドの上に置いたまま寝てしまった記憶がある… なのに、なのに何故か薄い本が綺麗に本棚になおされているではありませんか! しかも毛布もかけられていたし… …アレーフシギダナー?ナンデカナー? 現実逃避は止めよう 実際に母親の行動が不自然なほどよそよそしい …たまにこっちをチラチラ見てくるしーーーーーーひきつった笑顔で うん、バレたな。はははは… orz(ズーン) しかし、希望を捨ててはいけない! 何故なら父親にはまだバレてはいないからだ 父親にもバレてみろ…終わりだな 父親は男だしな… さて、これからもバレないようにするために色々考えよう! じゃあ徹夜かな~? よし、徹夜のためにコーヒーでも入れてくるかな~ あれ?リビングの電気ついてるなぁ。まだ起きてるのかな~? 12時過ぎてるのにな… あれ、声が聞こえる…なに話してるんだろう? 「まさかあの子があの趣味をしてたなんてねぇ」 「ああ、そうだな。」 「普通じゃないものねぇ」 あ、これ自分の話だ…って知られた!?父親にも知られちゃった!? あ、終わったな… とりあえず部屋に戻ろう… はあ…これからどうしよう… とりあえず…寝る! 明日考えよう、うん。夢かもしれないし おやすみー はい、朝です。夢じゃありませんでしたー 朝から父親がよそよそしかったです つらい… だって「しょ、醤油取ってくれませんか?」だよ? 何が敬語だよ、本当… まあ、本が処分されてないだけマシかな~ でも… はあ…本当、どうしよ…
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