プロローグ

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運命の日。 次元を越えてユグドラシルにその一部が集まった多次元の種族達。 互いの文化の違いなどに困惑しつつも、天使達の計らいにより数百年に渡る長い時間ユグドラシルは繁栄していきました。しかしその平和はいつまでも続くものではなかったのです。 平和を保っていたユグドラシルでしたが、やがて考えや文明の違いに意見が大きく食い違い、お互いに大きな亀裂が生まれていきました。 やがて人々の怒りや憎しみ、不安などの負の感情が集まり巨大な『悪』の魔物を生んでしまったのです。 悪の魔物の力はとてつもなく巨大で、ユグドラシルは瞬く間に魔物に支配され終わりを迎えるかと思われました。 しかし、そこに一人の『英雄』がユグドラシルに住む者達の信頼をお互いに取り戻し、新たな絆を生んで強大な悪の魔物を見事に打ち倒したのです。 『英雄』はやがて自らの世界へ帰り、平和を取り戻したユグドラシルに再び安寧が訪れましたとさ。めでたしめでたし。 そして時は経ち、世代の変わったユグドラシルでこの物語は始まるのです。
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