第1章

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 ガシャンッ!! 突然の大きな音にびっくりして、すぐさま振り返った。 そこには今とめたばかりの自転車のハンドルが、家の1階にあるリビングの大きな窓を突き破っていたのだ。 ・・・・・。 一瞬何が起こったのかわからなかった。 どうして自転車が右に傾いた状態で停止しているのか どうしてガラスにひびがはいっているのか どうして自転車の右ハンドルがガラスに突き刺さっているのか  えっ!! 自転車を倒しちゃったんだ!! しかも窓があるほうに! 窓ガラスは大きくひびが入り、ハンドルが刺さっているところなんて粉々の破片がリビングの床に落ちていた。 レースカーテンの間から見えた母親の顔… まさしく般若そのもの 『最悪だ…この世の終わりだ…』
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