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アリシア「と言っても、スライム5匹なんてすぐに終わるわよねぇ」
アリシアは、スライムの生息するノービス平原を、炎の最上級、闊歩する炎魔人(フレイムウォーカー)を発動しながら、草原を歩いていた。この魔法は、自分の周りに炎を発生させる魔法である。そんな魔法を草原で使って危なくないのかと問われると、危ない。
しかしアリシアは、炎が自分の操作範囲から出ると自動で消滅する術式を組み込んでいるので、草が焦げるだけで済んでいる。
しかし、スライムにとってはひとたまりもなく、闊歩する炎魔人を発動して、通りすぎるだけでやられてしまうのだ。アリシアは闊歩する炎魔人によってやられたスライムから、討伐の証であるスライムの核を取り出す作業を始めた。
ただ、その間にも他の魔物がやって来るのだが、闊歩する炎魔人によって悉く蒸発、または消し炭になってしまう。
その光景を、先程の少年は見ていたのだが、少年は思わず
少年「そんなのってアリなの?」
と呟いたとか
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