第4話 失礼なのは

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ズゥゥゥゥン… と、重い音が森の方から木霊してきた。 アリシア「何の音かしら…スライムやゴブリンじゃこんなに大きな音は出せないはずだし…事件の予感…!」 アリシアは嬉々として音のする方へと物凄い速さで向かった。 段々と音が大きくなっていって、ついに音の発生源を特定した。 アリシア「おほー、やってるやってる。あら?さっきの可愛らしい男の子じゃない。あの子の相手は何かしら…ふーん、魔族ね。こんなところで珍しいわね」 アリシアが音の主を特定しようと目を凝らした。 音の主は、先程ギルドで助けた少年と、黒い肌に紅い目、そして頭に一対の角を生やした魔族だった。
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