第4話 失礼なのは

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Side 少年 少年、フェデルマ・ストレイトは魔族と死闘を繰り広げていた フェデルマは、何故魔族と戦う羽目になっているのか。事は数日前に遡る。 フェデルマはグラニアから21km西にある村の出身だ。彼は3日前に成人を迎え、好きなことをしても良いと両親に言われたため、村を出てこのグラニアで生きていく事を決意し、つい昨日の朝グラニアに到着したのだ。 フェデルマ「それでは、お父さん、お母さん、行ってきます!」 母「いってらっしゃーい。たまにはここに戻ってきてね。」 父「ああ…フェデルマ…フェデルマアアアアアア!!!行かないでくれぇぇぇ!!!」 母「あんたうっさい!もうちょっとしっかりなさい!」 父「いや…もしフェデルマが知らない男を連れてきたらどうしようかと思って…」 母「……フェデルマアアアアアア!!!戻っておいでええええ!!!」 それから2日程歩き、グラニアに着いたら宿を取り、暫しの休憩をとった。 フェデルマ「はやくクエストしたいなぁ~♪」 その日の夜は、疲れを取るため早めに床についた。 翌朝、フェデルマは踊り出したくなるような衝動を押さえながらギルドに入った。 フェデルマ「ここがギルドかぁ…受付ってどこでするんだろう?」 正面に受け付け席が見えたので、クエストを受ける為に必要な手続きを終え、晴れてギルドの一員になった彼は、クエストを選ぶことにした。
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