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第2話 いる?
「はぁー、いくらガラクタしか無かったとは言え、あれだけ散らかしちゃったら泣きそうになるわよ…」
午後14時頃
あの後アリシアは部屋の片付けに2時間程費やした。掃除が終わると、ストレス発散の為に街に出掛けた。
「さてと!やりたいことは終わったし暇ね。たまには何も考えずにぶらぶらするのもいいかなっ。ふふ~ん♪」
アリシアは、鼻歌交じりで街を闊歩していた。
ふと、アリシアは思った。
「あっ、そうだ。久しぶりにギルド行こうかしら。最近行ってなかったわね~」
とアリシアは独り言を言いながら、ギルドへと足を運んだ
ギルドの場所は非常に分かりやすい。王城の地下1階がギルドとなっていて、目印となる看板も十分過ぎる程に大きく、目立つのだ。
国の事をよく知らない者が入国した時に、その看板を頼りに進むので、この王城、もといギルドには人が多い。しかも質の悪い事に、その何も知らない者を狙って襲ったり、ちょっかいをかけるものも少なくはない。
アリシアがギルドの建物に入ると、いかにも他所から来ましたと言う風貌の女が顔が、厳つい顔の男3人に囲まれていた 。
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