第1章

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この世界に生まれ落ちてから今日までの17年、結構充実した日々を遅れてはいたと思う。ガ しかし、『俺』こと、東野洋太郎は退屈していた。 というのも、これまでの人生はうんざりするほど平凡であったからだ。 例えば、親は共働きで父はサラリーマン、母はスーパーのパート店員として働いている極々一般的な家庭で、小中高と公立の学校に通いながらそれなりに友達もいて、彼女もいる、高校からはバイトも始めた。 まぁ、「楽しくないのか?」と聞かれれば「いや、別に……。」という感じではある。 だけども、俺はこのいままでの生活を振り返って思った、『つまらない』と。
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