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ヨウタは眠ったまま、時々とても寂しそうな顔をする。 ヨウタは私の唯一の家族。 寂しいのは私も同じ。 お願い、姉さんを独りにしないで…。 私はヨウタが目を覚ますまで、何度でも声をかけ続ける。 「ヨウタ…早く起きてよ、ヨウタ…」 私がそっと頭を撫でると、ヨウタは一筋涙を零した。 「ああ、そんな悲しい顔しないでよ」
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