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セ「いやー、意外とあったっすね~」
シ「そうだな、だからキドはセトもつれてけっつったのか、それよりセト、疲れてないか?」
セ「あ、はい!大丈夫っすよ!」
まるで、はじめから二人だけだったように見せかけようとしているセトに、カノは苛つき気味だった。
そんな時、隣にいたシンタローの身体が震え出した。
カ「どうしたの?シンタローく「あ、如月じゃん」ん」
「マジかよ、何でこんなとこにいんだよ、化け物が」
「てか、震えてんじゃん!」
「高校辞める前は、俺らが何かしても何も反応しなかったくせにな!」
そう言って笑う目の前の男たちにセトとカノは殴りかかった。
二人にかかれば、こんな男数人が地面にひれ伏すのは容易いことで、何分とかからなかった。
カ「大丈夫?シンタロー君」
セ「あいつらはもういないっすよ」
まだ震えのとまらないシンタローをカノが抱きしめる、そうするとシンタローは安心したのか、震えがおさまった。
シ「も…大丈夫、悪かったな」
セ「全然大丈夫っすよ!あんな奴等何度だって俺たちが倒してやるっす!」
カ「そうだよ、シンタロー君、それにメカクシ団のみんなもいるしさ、だから無理はしちゃ駄目だよ?」
シ「あぁ…ありがとう…」
そう言ってシンタローは心から微笑んだ。
キ「何?俺のシンタローが絡まれただと?一体どこのどいつだ、そんなことした奴は」
マ「シンタロー、大丈夫だった?」
モ「お兄ちゃんにそんなことする奴は私がやっつけるよ!」
エ「ごしゅじ~ん!大丈夫でしたか!?くそ…私がここから出られれば…!」
ヒ「シン兄に絡むなんて…絶対に許さないっ…!」
コ「シンタローを…傷付けた…許さないっ…!」
帰ってきたセトたちが、シンタローのことを言うと、まぁ、予想通り心配された。
そんなメカクシ団のみんなに、ありがとう…と告げると、また色々言われた…が、何だかんだ言っても結局は愛されてんだなぁと感じるシンタローだった。
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