大丈夫、みんながついてる

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キ「なぁ、シンタロー、セトと一緒に買い物に行って来てくれないか?」 シ「あぁ、いいぜ」 ヒキニートのため、体力のないシンタローだが、セトも、ということで了承した。 カ「僕も行く~♪」 シ「ぅわっ」 そう言って、シンタローに抱き着いたカノを見るキドの目は冷たかった。 カ「え?何?僕なんかした?」 訳が分からないという顔をしているカノにキドが冷たく言い放つ。 キ「俺のシンタローに何かしたらもう生きられないと思え」 カ「怖っ!キド怖っ!ていうかいつからシンタロー君はキドのものになったのさ!」 キ「いつからだと?そんなのシンタローを見た瞬間からに決まっているだろう」 カ「いや何その真面目なのかそうじゃないのかよく分からない答え!」 そんな二人をシンタローが苦笑しながら見ていると、 セ「ただいまっす!」 セトが帰って来た。 キ「おぉお帰り、セト、帰って来たばかりですまないんだが、シンタローと買い物に行ってきてくれないか?」 セ「シンタローさんとっすか!勿論、いいっすよ!」 キ「それは助かる、じゃあ頼んだぞ」 シ「おう」 キドがキッチンへ戻ったのを確認してから、セトがシンタローに声をかける。 セ「じゃあ、行きましょうか、シンタローさん!」 シ「そうだな」 シンタローもそう返して、立ち上がった。 カ「あれ?僕は?僕のことは無視なの?」 シ「お前も来ればいいだろ…」 ため息を吐きながら言ったシンタローにまたカノは抱き着いた、セトが「早く離れろよカノ」という目で見てくるがそれは無視する。 シ「この暑苦しい奴はほっといて行くぞ、セト」 セ「はいっす!」(ざまあ、カノ) 外見は爽やかでいつも通りなセトが内心ではキャラ崩壊しているのを知っているのはカノだけである。
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