第十九話 貸し出し妻

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私は結婚して13年間、そして貸し出されるようになって10年間、主人には文句一つ言ったことはない。 私が悪く主人と結婚する前に付き合っていた男の子供を中絶して子供が出来ないと言う理由があったからだ。 でも今、私は主人が金庫に隠していた1億2千万円を旅行バックに入れ家を出た。 生活保護自給者は5万円以上の貯金があると支給がストップするから、主人は振り込まれた私を貸し出して振り込まれたお金は直ぐに下ろして家の金庫に入れていた。 このお金は私が10年好きでもない男に抱かれ稼いだお金だ。 離婚届けもリビングのテーブルの上へ置いて来た。 しばらく海外で暮らして緩くなったアソコを治すつもりだが外国人って日本人より太いから丁度いいかもしれない、と、思った。 主人は明美さんでは私見たいには稼げないだろう…と、思った。 2年後。 私は日本へ帰して来た。 主人は細々と生活保護だけで暮らしていた。 明美さんにも逃げられた見たいだ。 私はニューヨークで知り合った日本人投資家と再婚して人口受精で妊娠して幸せに暮らしている。 新しい主人は太いので「美幸は締まりいいよ」と、言ってくれる。 それに今は主人1人なので元に戻ったのだろう。 終わり。
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