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屠自古「そ、そうか…じゃあユキ、食べようか?」
ユキ「うん!」
そういってユキは神子家の輪に入り込んだ、机を全員で囲んで食べてる分いつもより狭く感じる
青娥「芳香、こっちに寄ってあげて」
芳香「あー」
布都「太子様も!」
神子「…わかりました」
その後なかよく食事を終えた神子達はユキを布都と芳香に預けて考えた
屠自古「…仲良く遊んでんぞ」
青娥「いいんじゃないですか、子供は元気が一番って言うじゃありませんか」
神子「そうですね…では本題に入りましょう」
ユキがここにいる原因を考え始めた
屠自古「そうだな…ユキって奴はどうやら親も家もその他のことも何も覚えていないようだな」
神子「しかし、名前は覚えていたでしょう。欲を見たところでは記憶喪失なのは間違いなさそうですが」
青娥「ですがどうして何も騒ぎにならないのでしょうか?親御さんがいるのでしたら、子供を探しに行きますよね」
神子達の家は人里の中にあり交流関係もあるのだ
神子「そうですね、もしかしたら…」
三人はお互いの目を合わせそして…考えが同じであることを悟った。ユキは外の世界の住人だと。昨今この幻想郷では外の世界の道具が流れ着いてくることが多くなったと聞く、その中に人間が紛れ込む事例が過去に存在した、情報が少ない中でも三人はその考えが一番ありうると思った。妖怪の賢者、八雲紫、博麗の巫女、博麗霊夢に問えば答えは分かるだろう。問題は別にある。
青娥「分かるまで…ユキはどういたしましょう」
ユキは見た目からしてまだ5歳程度だろう、そんな小さな子の面倒など神子達に経験があるはずもない、ここは養護施設なりに頼んでみるのがまともな策だが、神子は思はぬ一言を口にした
神子「仕方ありませんね私達で面倒を見ましょうか」
青娥・屠自古「えっ!?」
予想外で二人は目を見開いた
青娥「太子様、つかぬことをお伺いしますが子守の経験は?」
神子「ないです」
青娥「キッパリいいますね…」
屠自古「太子様、子供を預かることがどれだけ大変かわかってるのか、命を預かってんだぞ、命を。」
事の重さを分からせようとする屠自古
神子「そう長くはないでしょう、親を見つけたらすぐ返すつもりですし大丈夫ですよ」
しかし神子はこれを一蹴、ただ前だけを向いていた
見つけた…次の目標
そこへ遊んでいたユキがこちらにやって来た
神子「ユキちゃん」
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