シュウマツの日常

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「じょ、冗談だよ。でも、世界の終わりくらい休んでもいいんだぞ?どうせ終わるんだし」 「はあ、優しいのは嬉しいけど余計なお世話様。世界が終わろうがなんだろーが、私達の日常は続くのよ。あんたは明日には仕事に行くし、私は明日もこうやって洗濯物を畳むのよ。わかったら、お風呂でも掃除してきてよ。世界の終わりに入るお風呂が汚いとか、あんたも嫌でしょぉ」 しっしと手を振りながら、妻はワイドショーの続きを、いつも通り洗濯物を畳みながら観る。 どーやら、彼女の小さな”日常”に、大きすぎる”世界”は含まれないらしい。 まあしかし、”世界”は確かに大きすぎる。 私はのっそりと立ち上がり、風呂掃除の準備を始める。ふと、思いついて私は妻に提案してみた。
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