萌えネーター

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 バッシュッ!  まばゆい光が弾けて、アスファルトを丸く削った跡に、一人の少女が膝をついて現れた。  しかも、日本ツインテール愛好会が推薦するようなラビット・スタイルのツインテールに、まっさらな純白の体操着と、パッツンパッツンの紺無垢のブルマ姿である! 「うひょ~、萌えな娘だっ」場にそぐわない声をあげる友人。  その声に反応したかのように、ツインテールのブルマ少女がこちらを向いた。 「港南 丈(こうなん じょう)、排除対象を発見!」  大きな瞳の美少女が、萌え声優のような声で言った。 「ぼ、僕の名前をなぜッ!?」  目を見張る僕を尻目に、美少女がビラ配りのメイドに近づいた。 「萌え指数80%、その戦闘服をもらいますわ」  アヒル口でそう告げると、あっという間に気絶したメイドの服を剥ぎ取った。  そして、瞠目する間にメイド服で身を包んだのだ。  レースのカチューシャを戴き、  首のスクエアネックが艶やかで、  紺色のニコレッタメイド服と白のサテンエプロンがまぶしく、  ふわふわのペチコートとホワイトニーハイソックスの黄金比が無敵の絶対領域を輝かせていた。  まさにキング・オブ・メイド! 「スク水とメイド服を合体させたメイドスク水はあるが、ブルマにメイド服とは斬新な!?」 「何気に詳しいじゃねえか」  友人のツッコミを胸に食らっている間に、メイド美少女が再び僕を見た。
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