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それでも不思議なもので続くときは結構続く。
続かないときには続かない。
男を救うと称して、
わたしから男を引き剥がそうとした男の友だちの多くはわたしの敵だったが、
中にはわたしに溺れた者もいる。
それが永遠に続けば良かったのに。
男が同じ血液型だと言ったので、
わたしはナイフで、
男はわたしの歯で、
手の甲を齧って血を出して失血口を合わせて互いに血を混ぜ合わせたので、
その男の血の要素の一部は今でもわたしの身体の中を流れている。
免疫細胞に消化されていなければの話だが。
その血が脳に達して、
それをわたしが感じて知って天に昇る。
幻想のアンドロギュノスの血が、
わたしの気分を高揚させる。
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