第1章 始まり

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ミツルギ 「よう、正宗爺さん生きてたか?」 マサムネ 「なんじゃ?ミツルギ、京極の小僧か?」 ミツルギ 「おいおい、もう60を越すのに小僧呼ばわりは、 よしてくれよ、爺さん」 マサムネ 「けぇっ!半人前が!」 大介 「あの?おやじさん?」 ミツルギ 「ああ、この人はな~この店の店主の正宗爺さんだ!ちゃんとした武器が必要な時は、此処が一番だ!」 マサムネ 「ん?新しい弟子かい?」 大介 「はい、ミツルギのおやじさんに世話になってます… 大介と言います」 慌てて頭を下げる俺から視線を外さず マサムネ 「まだ、酔狂を続けてるか…」 ミツルギ 「俺個人の事だ好きにさせてくれよ、こいつに合う武器と防具を出してくれないか?」 マサムネ 「闘士見習いか… ならば、この隕鉄刀と、この篭手と脛当てじゃな」 ミツルギ 「ほれ大介、付けてみな…」 大介はカウンターに近付き 刀を手に取ると静かに抜く… 刃渡り60㎝程の片刃の刀身が鈍く光る マサムネ 「打刀じゃ、銘は無いが良質じゃ  小僧の弟子であれば、防具は最低限が良かろう…」 大介は刀を鞘に納めると篭手に触れる 大介 「…マサムネさん」 マサムネ 「なんじゃ?小僧」 大介 「これ、デカ過ぎる…」 マサムネ 「小僧よ防具は初めてか?」 大介 「はい」 マサムネ 「こんな小僧に勿体無い…」 ミツルギ 「俺が良いって言ってんだから文句言うな」 横からおやじさんの助けが入り、少しホッとする大介だった
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