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ブツブツ言いながらも、丁寧な説明が始まった
マサムネ
「そう、そこで腕に巻き留める、大きいなら手を入れてから、魔力って言っても解らないよな~
まあ、気を込めな!小僧の気に反応して丁度良い大きさになるからよ」
大介
「へぇ」
言われた通りにすると、篭手は俺の腕と同化してるかの様に吸い付く
マサムネ
「篭手には鎧通しもついておる、素手で鎧を着込んだ奴と戦う時は便利じゃろ?
更に篭手、脛当て共に隠し刃があるからの、自分で怪我するなよ?」ニカッ
大介
「分かった」
手首の返し方で刃が出る仕掛けだ…
篭手には肘に直刀、手首に曲刀が隠されていた
脛当てには、爪先と踵に向かい鷲の爪の様な返しが飛び出す
大介
(これは、必要か?)
ミツルギ
「どう、使うかはお前次第だぞ?」
心を読まれた様な言葉にドキリとする俺を放置して、
マサムネ爺さんの調子が上がって来た様だ
マサムネ
「し~か~も!この篭手には心憎い機能付きじゃ~
記憶した武器ならば5m以内なら手元に引き戻してくれるんじゃ!」
大介は籠手をカウンターに置かれた隕鉄刀に向けると、見えない何かに引き寄せられ、刀の柄は手の内に納まる
大介
「これは、便利だ…」
ミツルギ
「気に入ったか?
ほら、向こうでちゃんと着てきな、俺はまだ爺さんに用があるからよ」
大介
「はい、おやじさんありがとうございます」
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