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新しい装備を抱えて店の隅に移動した大介を確認してからミツルギは話を始める
ミツルギ
「爺さん、大介は先代以上の能力なだよ、少しでも早く開花させる必要がある…
頼んでた奴は見付かったんだよな?」
マサムネ
「あ~見付かっておるが、呪いを外すのに何年も掛かったんだぞ!」
ミツルギ
「恩にきる」
マサムネ
「入れ込んでおるな~
まあ、儂には関係無いがの~
ほれ、『土星の指輪(ジュピター)』じゃ
最大で5倍までじゃからな…」
ミツルギ
「助かる」
丁度、大介が戻って来る
両手足に黒い防具を付け、黒い刀の鞘が、
白い服に映える…
ミツルギ
「大介、格好良いぞ」ニヤリ
マサムネ
「小僧、儂からの餞別じゃ!」
マサムネ爺さんは大介に何かの包みを投げ渡した
そろそろと包みを開けると
小さなマントが入っていた
マサムネ
「小僧が良い武器を持っていたら奪われるだ ろうが?そいつで隠しな」フンッ
大介
「マサムネ爺さんありがとうございます」
ミツルギ
「じゃあな、爺さん長生きしろよ」
マサムネ
「おう、小僧共、また来い」
大介とミツルギは店を出て、もと来た道を戻る
大介
「マサムネ爺さんって良い人ですね」
ミツルギ
「ああ、口が悪く、商売も下手!
なにより、人相が最悪だ!
だがまあ良い奴だ」大介
(類友だと思うんだが…)プッ
ミツルギ
「あ~
大介、一応は伝えておく、ユウとコウの奴はこの通りの…」
大介
「師匠!」
ミツルギ
「師匠はよせ」
大介
「師匠、その話は止めませんか?
それより、早く帰って飯にしましょうよ!
俺、腹減っちゃって…」
ミツルギ
「そうか…そうだな…
よし!今日は奮発ついでだ!肉食いに行くとすか?」
大介
「やった~
おやじさんサイコーだぜぇ~」
大介は店に向かい走り出したのだった…
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