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そして、あっと言う間に時が経ち
明日はとうとう、デビュー戦となった
命を懸けた明日の戦いを前に俺はしみじみ思っていた
まず、この二年間が何より地獄だった…
特に後半の地獄を彩ったのは、この指輪だ…
この指輪は装備者の重力を増大させるクソ仕様の指輪だった…
2倍から始まり…二ヶ月毎に倍率が上がる
現在も、装備中で5倍になっている
ミツルギ
「大介よ、明日に向けて数値調べるぞ~」
大介
「分かった…」
何時もの水晶玉を触り数値が出る
ミツルギ
「最新型は身長、体重まで出るそうだ
大介
力 100 速 95
身長 140㎝ 体重 210㎏
あ、すまん指輪外して良いぞ~」
大介
「おやじさん先に言ってくれよ」
指輪を外し、そのまま水晶玉を触ると…
力 498 速 600
身長140㎝ 体重 42㎏
こんな結果が弾き出された…
ミツルギ
「これは、俺が戦っていた時期と大差ない数値が出てるの…
ちと、やり過ぎてしまったか…」
大介
「おやじさん、身体が軽い!軽過ぎて気持ち悪い…」
ミツルギ
「大介、とりあえず明日は指輪、無しで戦って良いからな!」
大介
「分かった、このフアフア感を慣らしてくるよ」
体を動かしながらも不安は拭えない…
能力は高くなっている様だが…
明日の本番は大丈夫なのだろうか…
どんなに体を動かしても、理由の無い不安は募る一方だった…
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